相性が良い資格


不動産関係の資格


■1級建築士など
建物のデューデリについて詳しい鑑定士の需要は高いです。
1級建築士は受験資格の関係で、鑑定士とダブルで持っている人は少ないため、受験資格がある人は目指す価値があります。
電験2種や3種なども電気系の設備に関するため、デューデリ関連の資格と言えます。


測量士や土地家屋調査士
独立開業を目指す場合、時間があるなら将来の業務範囲の拡大や顧客エリア拡大を見据えやすいため、取っておくのも手だと思います。
ちょっと受けようというレベルではないものの、難易度はそこまで高くはありません。

宅地建物取引主任者
鑑定士を持っている人や鑑定士を受けようとする人の多くは、既に持っていることでしょう。


管理業務主任者
不動産関連、PM資格で、難易度は宅建と同程度です。宅建同様、必置資格です。
実は、持っているとビル管理会社や清掃会社等含め、かなり就職しやすい資格です。
鑑定士とダブルで保有する価値はありませんが、鑑定士受験はやめるが不動産業は続けたい、営業(宅建)はイヤだという場合や、就職にすぐ活きる資格を取りたいという方はねらい目です。


マンション管理士
不動産関連の国家資格なのであげておきます。内容は管理業務主任者にかなり似ています。
独占業務があるわけでもないのに難易度が高めなので、だったら他をやるという結論になりやすいはずです。
管理業務主任者と相互に5問免除があります。
管理人は過去2年連続落ちています。(もう受けません。)勉強のモチベーションが全く上がらず、マークシート+5問免除なのでギリギリ受けにはいってみたというレベルでした。


不動産コンサルティング技能試験
宅建登録者・鑑定士のみ受験できます。合格率は50%強。
鑑定士の場合、あえて取得・登録することに、登録料等の負担を超える付加価値があるか疑問が残ります。


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鑑定士試験が活かせる資格

司法書士
民法は、鑑定士の民法が苦手科目でなければ50%くらいとれます。(試しに民法を過去問1年分やりました。)
不動産の登記関連の独占業務を考えると、独立開業時の相性も良いと思います。
が、合格率と会社法等の問題の細かさを見る限り、そこまで楽なものではなさそうです。
あえて時間をかけて取得する価値があるか、検討すべきです。


行政書士
択一と論述からなります。(論述は、40字で定義を記載するといったものです。)
論述があるせいで一般的にはハードルがあがっているのですが、鑑定士試験経験者からすると、この論述は得点源です。また、鑑定士の民法で択一の民法も7割は取れます。
そして、民法の比率が全体として大きいため(論述の2/3は民法)、憲法と地方自治法、行政法をある程度やれば、実はあまり苦労せず受かることが出来ます。(合格点は6割)
ただし、この資格を活かせるかどうかは人次第です。転職や就職等の場でも、知識の証明として活用することは可能だと思います。


公認会計士
鑑定士合格で、会計士の論文が一科目免除になります。
公認会計士は、合格すれば税理士や行政書士資格も同時に取得でき、業務の幅が一気に広がる資格です。
制度変更により、短答合格の持ち越しや、合格率上昇など、受験しやすくなってはいます。
とはいえ、難易度が非常に高く(学生が多く受験生のレベルも高い)、かなりの負担を強いられます。また、鑑定士の会計学では短答にすら太刀打ちできません。(計算問題が多いためです。理論問題は結構解けます。)
2週間勉強して短答を受けてみましたが、総合49%でした(なんとか全科目足きりは回避できた…)。マークシートですが、7割と最低ラインが高く、かなり細かく対応しないと厳しいという感覚です。
やるかやらないかの判断は、そこまでの苦労をして、監査業務をしたいのか、といったところでしょうか。
鑑定士で独立し、業務の幅を拡げたい場合には、会計士より負担の少ない税理士を受けた方がいい気がします。固定資産税との相性も良いですし。


証券アナリスト
経済・財務諸表・証券分析の3科目で1次、2次からなります。
どの科目も全問正解するには非常に高いレベルが要求されますが、受かるだけならたいしたことはありません
合格率は1次・2次ともに40%弱と高めで、受験者も社会人がほとんどです。
また、各科目も、以下の通り、鑑定士試験の勉強を活かしやすい試験だと思います。

 ・経済学は鑑定士の経済学で1次2次とも合格圏
 ・財務諸表は、鑑定士の会計学のBS・PLの知識をかなり活かせるため、少しやればOK
 ・証券分析は、収益還元法の考え方が分かっていれば、数式がとてつもなく苦手でなければ問題なし
  (オプションなど多少複雑な部分を捨てても、十分合格点)

なお、証券アナリスト試験に対する金融機関の評価は高いので、金融業への転職を見越す場合には、是非取得すべきだと思います。年収が高い地方銀行でも、持っている人は少なく重宝されるようです。